
おもいでファームの近藤です。
腸活がブームです。
「第2の脳」とも呼ばれ、最大の免疫器官でもある腸は、
体のなかでも非常に重要な役割を担っています。
腸内にはたくさんの腸内細菌が住んでいます。
ググってみると、
一人のヒトの腸内には100種から3000種類の細菌が100兆個から1000兆個の腸内細菌が長さ約10mの腸内に生息しており、重量にすると約1.5-2kgに相当する。
(出典:Wikipedia)
ものすごい数です。1000兆個なんて想像すらつきません。
重さが2キロあるということにも驚きです。
土壌にも沢山の土壌微生物がいます。
1gの土壌中に数千万~数十億の土壌微生物がいるそうです。
こちらもとんでもない数です。
腸内フローラを形成している腸内細菌は、腸にとってなくてはならない存在です。
同様に、
土壌微生物も土壌にとってなくてはならない存在なのです。
人間は生きていくうえで腸内細菌が必要です。
同じことが植物にも言えます。
植物が自然の中で生きていくためには土壌微生物は必ず必要なのです。
いったい土壌微生物は土壌でどんな働きをしているのでしょうか。
野菜作りにどのように関わっているのか、みていきましょう。
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土壌微生物の働き
おもいでファームでは農薬・化学肥料に頼らない栽培方法で野菜を作っています。
農薬・化学肥料に頼らない栽培方法は言い換えると
土壌微生物の力を借りた栽培方法
と言えます。
農薬・化学肥料に頼らない栽培方法は、土壌微生物の働きなしには成立しません。
逆に、農薬・化学肥料を使う慣行農法は、土壌微生物がいなくても成立します。
これはどういうことなのでしょうか?
植物が栄養を得るしくみを簡単に説明します。
植物は根から土中にある養分を吸収しています。
その際、養分が有機態では植物は養分を吸収できません。
無機態になることではじめて吸収できるようになります。
(今は植物は有機態でも吸収できるとも言われています)
土壌微生物は、土中の有機態を無機態に分解する働きがあります。
この土壌微生物の働きによって、植物は有機態の養分を吸収できるようになります。
農薬・化学肥料に頼らない栽培方法では、
有機肥料や植物残渣などの有機物を土中に入れて、
それらを土壌微生物に分解してもらうことで、作物に養分を供給しています。
農薬・化学肥料を使う慣行農法では、植物がそのまま吸収できる無機態の肥料を使います。
水に溶ければすぐに植物は養分として吸収できます。
ですので、土壌微生物の働きは必要がありません。
微生物が少なくなると
医者で処方された抗生物質を飲んでいると、下痢をすることがあります。
これは、抗生物質が腸内の善玉菌まで殺してしまい腸内環境が乱れることで起こります。
同じようなことが土壌でも起こります。
農薬や除草剤が抗生物質にあたります。
これによって土壌微生物は少なからず影響を受けます。
また、有機物を投入せず化学肥料だけを使い続けることで、土壌微生物が食べるものがなくなり、その結果土壌微生物がどんどん少なくなっていきます。
そのような状態であっても、土壌微生物の力を借りなくても植物が吸収できる化学肥料を使っていれば植物は育ちます。
しかし、土壌からはどんどん土壌微生物がいなくなっていきます。
土がどんどんやせていくということです。
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まとめ
存在するものにはそれぞれ役割があります。
腸内では腸内細菌が必要であるように、土壌に土壌微生物はなくてはならないものです。
腸内環境が整い、善玉菌優位の状態になれば、腸は健康な状態を保つことができます。
土壌も同じ。
土壌微生物が住みやすい環境が整い土壌微生物が豊富にいる状態こそ、健全な土壌といえます。
農薬・化学肥料に頼らない農業をするのであれば、
土壌微生物が住みやすい環境が整えることが非常に大切
ということです。
健全な野菜は健全な土壌に宿ります。
おもいでファームも土壌微生物に富んだ健全な土壌作りを目指していきたいと思っています。
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