家庭菜園で農作業中にハチに刺されないための方法・対処法

おもいでファームの近藤です。

先日、

「草刈りをしていた男性作業員が同日に2回ハチにさされ死亡」

というニュースがありました。

アナフィラキシーショックによる事故です。

畑をやっているとハチに刺されるリスクが高くなります。

農業者だけでなく家庭菜園をやっている方も同じです。

最悪の場合死に至るアナフィラキシーショックを甘く見てはいけません。

ここでは農作業中のハチへの対処法などをお話しします。

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ハチによるアナフィラキシーショックとは

ハチ毒にアレルギーがある人が次にハチに刺されると、

じんましんや呼吸困難などの症状が現れ、最悪の場合死に至ることがあります。

これがアナフィラキシーショックです。

毎年20人程度の方がハチ刺されによるアナフィラキシーショックで亡くなっています。

ハチに刺されると1~2割の人にハチ毒に対する抗体ができます。

そして抗体ができた人が次にハチに刺されると、

ハチ毒に含まれるアレルゲンによってアレルギー反応を起こします。

この時、

1~2割にアナフィラキシーが起き、

そのうちの数パーセントがアナフィラキシーショックになるそうです。

僕もハチに刺されてアナフィラキシー発生

生まれて一度もハチに刺されたことがなかった僕ですが、

農業を始めて2年目に初めてハチに刺されました。

アシナガバチでした。

人生で初めて刺された日に2回!

アシナガバチに刺されました。

その日は大丈夫でした。

しかしそれから半年ほどして再びアシナガバチに刺されました。

手の指を刺されたのですが、刺されてすぐ刺された方の腕にじんましんが現れました。

すぐに皮膚科にかけこみました。

その時は幸いそれ以上の症状はでませんでした。

しかし今後アナフィラキシーショックに発展する可能性は否めません。

以降ハチを非常に警戒するようになりました。

見えない場所にあるハチの巣に注意!

僕が刺された状況はほぼ同じでした。

目に見えない場所に作られたアシナガハチの巣に気が付かず、

そこに手を伸ばしたために刺されました。

農業をしていると資材庫やビニールハウスの入口などによく巣が作られます。

目に見えれば気をつけようもあるのですが、見えない場合が多いので注意が必要です。

できるだけ白っぽい農作業着で作業しましょう

ハチは黒っぽいものに対して攻撃的になります。

ハチは白黒でしか見えません。

そのため黒でなくても色の濃いものは黒っぽく見えてしまいます。

白っぽい服装は泥汚れなどが目立つので避けたいと思うでしょうが、

ハチから身を守るという点では、白っぽい格好で農作業をしたほうが安心です。

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畑をやる人はハチ毒の抗体検査を受けるべきです

アレルギー反応を起こす抗体があるかどうかは血液検査で調べることができます。

もし抗体を持っていることが分かれば、「エピペン」を処方してもらえます。

エピペンは症状の進行を一時的に緩和し、ショックを防ぐための補助治療剤です。

アドレナリンの自己注射薬です。

ハチに刺されたことがあり、一度でもアナフィラキシーの症状が出たことのある方は、

抗体検査を受けることを強くおすすめします。

アナフィラキシーショックが出ても、

エピペンを持っていたことで命が助かる場合があります。

近所の病院に申し込めばすぐに検査してもらえます。

実際に僕もハチ毒の抗体検査を受けました。

↓こちらの記事をどうぞ

ハチに刺されて死なないためにハチ毒の抗体(アレルギー)検査を受けてきた

まとめ

農作業中はハチに刺されるリスクが非常に高くなります。

これまで40年間一度もハチに刺されたことのなかった僕が、

就農して3年で4~5回ハチに刺されています。

オクラの収穫中にもアシナガバチによく遭遇します。

オクラやオクラの花に止まっているのです。

オクラを収穫するためにアシナガバチに気づかずに手を伸ばすとおそらく刺されます。

充分注意しながらしていますが、刺されるのも時間の問題な気がします。

農作業中にハチに刺されて死ぬなんて悲しいので、

ハチには十分に注意して、できることは事前にしっかり対策しておきましょう。

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