直売所販売中心の農家がLINEオープンチャットを利用すべき7つの理由

おもいでファームの近藤です。

おもいでファームは現在LINEオープンチャットを活用しています。

告知・宣伝・ご案内はすべてオープンチャットで流しています。

2年程利用して、現在120名ほどの参加者がいます。

2年間使い続けての感想は、

農産物直売所やマルシェでの販売が中心の農家なら

活用しない手はないということです。

LINEオープンチャットは

販売や宣伝に非常に有益なツールになるからです。

是非LINEオープンチャットを活用してもらいたいと思い

この記事を書くことにしました。

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LINEオープンチャットとは

LINEオープンチャットについて簡単に説明します。

すでにご存じの方は飛ばしてください。

LINEオープンチャットとは、

LINEのグループトーク機能のひとつです。

LINEのグループトークとは

LINE内で複数の友だちと同時にトークできる機能です。

トークルームという部屋を作り、

そこでグループのメンバーで会話をすることができます。

LINEの友だち同士であれば誰でも招待できます。

この時LINEに登録している名前での参加になります。

対して、LINEオープンチャットは

・友達追加をしなくてもチャットに参加できる

・匿名での参加ができる

という特徴があります。

つまり、

通常のグループトークが

友達同士のクローズドなコミュニティだとすると

オープンチャットはオープンなコミュニティといえます。

また、LINEオープンチャットには

・管理者権限が付与できる

・途中でグループに参加しても過去のトーク履歴を閲覧できる

というグループトークにはない特徴があります。

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LINEオープンチャットを利用すべき7つの理由

1.自分の野菜や農園に興味がある方の人数の目安になる

わざわざLINEオープンチャットに登録・参加をしてくれるということは

自分の野菜を名指しで買いたいと思ってくださっている方です。

アプローチの仕方によって異なりますが、

おもいでファームの場合、

LINEオープンチャットの案内は

ここのブログでしかしていません。

(対面販売時には口頭でご案内する場合もあります)

おもいでファームのLINEオープンチャットに参加している方は

おもいでファームの野菜を購入して興味を持ってもらい

袋に貼ってあるラベルに書いてある農園名を検索して

このサイトを見てLINEオープンチャットの存在を知り

わざわざ登録してくれた方がほとんどです。

このいくつものプロセスをクリアしてもらうことは

ある程度強い興味や関心を持ってもらえていなければ

難しいと思います。

つまりLINEオープンチャットには

基本的に本当に野菜を買いたいと思っていただける方が

参加してくれているという判断できるのです。

ラベルにLINEオープンチャットのQRコードを載せれば

スキャンしてもらうだけで登録画面に誘導できるので

もっと簡易に登録してもらうことは可能です。

ただQRコードを読み込んで登録してもらうプロセスだけでも

本当に野菜が欲しい方でなければおそらく進んでもらえません。

参加者してくれる方々=「ファン」「顧客」であり

もっとも大切にするべき存在です。

LINEオープンチャットを利用する事で

自身の農園がどれくらいの方にご支持いただけているか

を知ることができるのです。

2.野菜が店頭に並ぶ日時を事前に参加者に伝えられる

LINEオープンチャットを使えば

売場にいつあなたの野菜が並ぶかをアナウンスできます。

野菜は生鮮食品ですのでとにかく鮮度が大切です。

美味しい状態で野菜を召し上がってもらうために

できるだけ収穫してから店頭に並ぶまでの時間を短くしよう

そう考えて行動している生産者はおそらく多いと思います。

(少なくとも私はそう思ってやっています。)

店頭に並んでから購入してもらうまでの間も

時間が経ては経つほど鮮度が落ちます。

店頭でどんどん鮮度が落ちていくのは

当然ですがうれしいことではありません。

スーパーの売り場は冷蔵陳列によって

適切な温度管理ができるので鮮度が保たれますが

農産物直売所のようなところは基本常温管理ですので

鮮度が落ちていく速度がはやいのです。

購入してもらうまでの時間が短ければ

お客さんには鮮度の高いものを手にしていただけます。

その手助けになるのがLINEオープンチャットです。

LINEオープンチャットを使って

納品する日時を事前にアナウンスすることで

LINEオープンチャットの参加者は

納品してすぐの野菜を購入することが可能になります。

特定の野菜が本当に欲しい方の中には

「あそこの農園の野菜今日は納品されてないかな~?」

とわざわざお店に確認しにいってくださる方もいらっしゃいます。

野菜を納品情報を事前にお伝えすることができれば、

そういう方にとても喜ばれるはずです。

LINEオープンチャットに参加してもらうことで

野菜を納品しているお店に行って見つけたら購入する

納品される情報を見て目的買いのために足を運んでくれる

という方を増やすことができるのです。

3.参加者にリアルタイムに発信して情報を届けられる

今やLINEは広く当たり前のように使われるようになりました。

メールに代わり家族や知り合いとの連絡手段として

LINEを利用されている方はとても多いです。

多くの方はLINEの通知を常に気にかけています。

LINEで友達からメッセージが届けば

スマホ画面にポップアップで通知されるように

LINEオープンチャットでも

誰かが投稿すれば通知されるようになっています。

つまり

リアルタイムで参加者に情報を発信できるということです。

農園のことを知ってもらったり情報発信のために

Instagramを積極的に活用している方も多いと思います。

基本的に投稿しても相手が開いてくれるまで見てもらえないので

すぐに伝えたいことを伝える手段としてはあまり向いていません。

その点LINEオープンチャットは

通知の設定をOFFにされていない限り

投稿をすればすぐにスマホに通知がいくので、

すぐに読んでもらえる可能性が高くなります。

ただ、通知に関しては注意があります。

通知がONになっていると(最初の設定はONです)

LINEオープンチャットに誰かが書き込みをするたびに通知されます。

書き込みが多くなると当然ですが通知も増えます。

この通知が増えすぎることが問題になるのです。

LINEオープンチャットは参加者全員が書き込みできるので、

それが個別の会話だとしてもすべて全員に通知がされてしまいます。

おやさい美味しかったので参加させてもらいました!
また購入するの楽しみにしてます。
わーご購入ありがとうございます!
お野菜美味しく召し上がっていただけてとてもうれしいです!

この1回くらいのやりとりで終わればいいですが、

ここからさらに何度もやりとりが往復することはよくあります。

スタンプを使ったり。

これが個別のLINEならなんの問題もありませんが、

利用目的が情報発信のオープンチャットの場合は話が変わります。

野菜の納品情報を知りたいから参加したのに

自分に関係のない参加者のたわいもないやりとりが続いて

そのやりとりはいいとしてもそのたびに毎回通知がくる。

普通に考えればうっとおしいですよね。

その結果

参加しているのが嫌になって退出してしまったり

退出しなくても通知がされない設定にかえられてしまいます。

そうならないためにも

適度な投稿を心掛けることはもちろんのこと

・目的以外の発信はしない

・参加者の会話は制限する

というルールをちゃんと決めるべきです。

もし共有する必要のない個別の会話が必要な場合は、

個別の会話専用にもう1つLINEオープンチャットを作り

個別の会話に関してはこちらでというルールを作るなどすれOKです。

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4.参加者からの要望や質問を共有できる

上記で参加者が書き込みをすることの弊害を書きましたが、

逆に、参加者の書き込みとそれに対するやりとりを

共有することで得られるメリットもあります。

野菜や納品についての質問があったとします。

それに私が返答をします。

これは参加者している全員が共有しますので

このやりとりがが「良くある質問」や「Q&A」の役割を果たします。

「あ、これ私も聞いてみたかったんだよね!」

「なるほど、そういうことだったのね」

質問していない方の問題解決につながったり

理解を深めてもらえるきっかけになる場合があります。

また、LINEオープンチャットでは

新規参加者が参加する前のトークの履歴を見ることができます。

LINEオープンチャットの新規参加者はたいてい

そこがどんな特徴を持った場所なのか不安です。

そのため、これまでにどんなトークがされているのか確認したくなります。

LINEオープンチャットではトーク履歴を見ることができるので

余計な説明なしに場の雰囲気やルールを把握してもらえます。

利用していただく側としては、とてもありがたい仕様なのです。

5.友達追加不要・匿名参加できるので気軽に参加してもらえる

通常のLINEグループは友達として繋がっている必要がありますが、

LINEオープンチャットは誰でも自由に参加することができます。

また、LINEオープンチャットは匿名で参加できるため、

さらに気軽に参加してもらうことができます。

LINEオープンチャットを利用したことがない方は

LINEのサービスと聞くと

「自分のアカウント(本名)で参加しないといけないのでは?」

と不安に思うはずです。

ですので

・匿名(ニックネーム)で参加できること

・退会したくなったら簡単に退会できること

は必ず伝えて参加の気軽さをお伝えすることはとても大切です。

6.管理者機能があるので荒れにくい

LINEオープンチャットは人数が増えてくると

スパム広告を貼りつける目的で参加する人が現れます。

「宣伝・広告はお控えください」とコメントすると

たいていすぐに広告を削除してくれますが、

無視されたり、その後もスパム投稿が続く場合もあります。

そのような時などに管理者権限で強制退会させることができます。

また、スパム対策として

参加コードを設定しコードを入力してもらわないと

LINEオープンチャットに参加できない機能があるので

宣伝目的の業者などを入口で防ぐことが可能です。

強制退会は最後の手段ですが、

自身のLINEオープンチャットの治安維持のために

あって損のない機能です。

7.野菜の納品日や品目や数などの記録・忘備録になる

投稿した内容はLINEオープンチャット上に残ります。

つまりLINEオープンチャットで納品情報を発信すると

その情報を記録としてLINEオープンチャット上に残せるのです。

私は納品する野菜の数量まで細かく発信していますが、

自分のための忘備録的な目的もあってそうしています。

(別で管理している人には特に必要ありません)

納品店舗での販売数を知ることができれば

納品数に対する販売数をつねに把握できるようになります。

そうすれば店頭で残っている数が分かりますので

次にいつ納品すればいいかなど考えることができます。

注意したいのが、

トーク履歴の保存期間は6カ月ということらしいです。

記録として保存しておきたい場合には

6か月経過する前に別の形で保存するようにしてください。

ただし今のところ半年以上前のトークも見ることができています。

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おもいでファームのLINEオープンチャットの活用方法

おもいでファームではLINEオープンチャットで

主に下記の内容を発信しています。

・野菜納品情報(場所・日時・品目・品目数・価格)

・出店情報(場所・日時・予定品目)

・マルシェ開催情報(日時・出店者)

・収穫体験などイベント各種案内(日時・料金・イベント詳細)

・子ども食堂への野菜提供案内(品目・提供可能量)

・畑作業手伝いのお願い(日時・作業内容)

・YOUTUBE動画更新時などの宣伝

例えば、

お店に納品した直後にこんな感じで投稿します。

【納品情報】

7月7日

わくわく広場扶桑店

ミニトマト(朝どれ) 200円 10袋

ズッキーニ(朝どれ) 150円 20個

小松菜 150円 15袋

納品しました。
品切れの際はご了承ください。

また、納品前日にも、

【明日の納品予定】

わくわく広場扶桑店に

・ミニトマト
・ズッキーニ
・小松菜 15袋程度

納品予定です。

10時ごろ納品予定です。

このように予定を投稿します。

夏場など朝に収穫する場合は

納品数量が前日では分かりませんので

数量に関しては(おおよその数しか)お伝えできません。

下記の画像が実際の画面です。

前日に告知しておくことで、

参加者が翌日の買物の予定を立てやすいので

買いに来てくれる方は確実に増えます。

当日に突然「今納品しました」と言われても

すぐに買いに行ける方は圧倒的に少ないでしょう。

「え?今日もうよそで野菜買っちゃった…」

「突然言われても予定いれちゃったし…昨日言ってもらえてたら」

「さっきまでいたけどもう家帰ってきちゃったよ」

ということはよくある話だと思います。

ただ、

翌日確実には納品できないかもしれない場合は

納品予定の投稿はしないようにしてします。

また、

納品する予定はなかったけど

朝に想像以上に収穫できてしまった時など

予定のない店舗に急遽納品をすることはあります。

その場合には分かった時点で告知をするか、

「事前告知なくてすいません…」と断ったうえで

納品情報を発信するようにしています。

納品情報な発信繁に投稿する内容については

書式は固定しておきコピペを利用して

品目や数字だけを書き換えています。

極力時間をかけずに更新できます。

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まとめ

LINEオープンチャットを使うことの有用性を

少しでも感じていただけましたでしょうか?

自分のお客さんに直接素早くアプローチできるツールなので

活用しない手はないと思います。

使って得することはあっても損をすることはない

と言い切れます。

ちなみにLINEオープンチャットは商用利用していいの?

と気になる方がいるかもしれませんが、

LINE公式にも公認(黙認?)されていますので、

ルールさえ守れば商用利用することに全く問題はありません。

安心して活用できます。

Q. 企業が事業活動の一環でオープンチャットを利用することは、利用規約の「営利を目的とする行為」の禁止規定違反となりますか?

A. LINEの利用規約では原則として営利目的でのご利用は禁止しておりますが、オープンチャットではそのサービスの特性上、違法な商業活動が強く疑われるなどの場合でない限りは、企業様のご利用を禁止行為として扱わない方針を取っております。

顧客同士でのコミュニティの場を提供したい、顧客の声をダイレクトに受け取れる手段として利用したいなどの多様なニーズにお応えできれば大変幸いです。

【引用】LINEオープンチャット公式サイト

LINEオープンチャットは立ち上げも簡単ですし、

利用したい人も簡単なステップで気軽に参加できます。

この敷居の低さは本当に素晴らしいです。

是非自身のビジネスに活用してみてください。

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