家庭菜園で土を触る人に破傷風ワクチン接種は必要?価格は?どこで打てる?

おもいでファームの近藤です。

破傷風という病気があります。

土中にいる破傷風菌が傷口から入って発症する病気です。

破傷風にかかった女児を描く「震える舌」は、

有名な映画ですのでご存知の方も多いかと思います。

小さい頃見るとトラウマになりそうなショッキングな映画ですが、

そこに描かれているように破傷風はとても怖い病気です。

体内で増えた破傷風菌が、神経毒素を産出して筋肉の硬直やけいれんを起こします。

最悪、呼吸不全で死に至ります。

日本でも年間100人程度の人が破傷風にかかっています。

死亡率は10~20%と言われています。

これはワクチンの接種をすることで防ぐことができます。

ガーデニングや家庭菜園など、頻繁に土に触れている人は、

破傷風のリスクが高くなります。

小さな傷から破傷風菌に感染することも充分考えられます。

ですので、

家庭菜園をやる人に向けて、

破傷風の予防接種は受けておいたほうがいいですよ!

ということをお伝えしたく、この記事を書いています。

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破傷風ワクチンの接種が必要な人

1968年以前に生まれた破傷風ワクチンを接種していない人

破傷風のワクチン接種が定期接種となったのは1968年です。

それ以前の方は基本的にワクチンを接種していません。

家庭菜園は定年後に始める方も多く、比較的中高年の方の割合が高いです。

破傷風のワクチンを接種していない方は、この機会に是非接種してください。

これまでに全く接種したことない人は、3回接種が必要になります。

初回、1~2か月後、半年~1年後の3回のスケジュールで接種が必要です。

最後に破傷風ワクチンを接種してから10年以上経っている人

ワクチンの持続期間は10年です。

過去にワクチンを接種している人でも、

最後に接種してから10年以上たった場合、

追加接種が必要になります。

破傷風ワクチンの接種はどこで受けられる?

まずは近所の病院や医院に問い合わせてください。

ワクチンの在庫は持っていないところが多いので、

即日対応してもらえるところは少ないと思いますが、

案外どこでもワクチンを取り寄せて対応してもらえるはずです。

取り寄せはおよそ1週間くらいだと思います。

僕も一番近いクリニックで破傷風ワクチンを接種してもらいました。

日本で災害があった直後は、

被災地の被災者や災害ボランティアにワクチンが優先的に回され不足します。

そのタイミングはワクチン接種が難しくなりますのでご注意ください。

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破傷風ワクチンの接種にかかる金額

僕が破傷風の予防接種をうけたクリニックでは、

診察すべてあわせて2000円でした。

正直もう少しかかるのかと思っていましたが、

案外安かったので気軽に接種できると思います。

ただ、西日本豪雨の際に災害ボランティアに行こうと思い、

接種してもらえるところを探して見つけた病院では、

5000円と言われた記憶があるので、病院によって価格が違うと思われます。

急ぎでなければ、複数の病院にかかる金額を問い合わせて

安く接種してもらえるところを選べばよいと思います。

まとめ

家庭菜園は土を触る作業です。

避けるべきですが農作業中のケガはもちろんあります。

僕も草刈り鎌で手を深く切ったりしたこともあります。

手に小さな傷があるくらいで農作業をやめようと思いません。

でも小さな傷からも破傷風に感染する可能性はあります。

過去に破傷風のワクチン接種をしている人も、

海外旅行のために接種した方などを除けば、

10年以上経過している方がほとんどだと思います。

接種にかかる費用も大した額ではありませんので、

畑をされる方は特に、ワクチンの接種をすることをおすすめします。

また、

有事の際に災害ボランティアに行くつもりのある人も、

事前に破傷風ワクチンを接種しておくべきです。

僕も就農してサラリーマンという立場ではなくなったので、

もしもの時は災害ボランティアに参加したいという気持ちがあり、

その目的もあり破傷風の予防接種をうけました。

楽しく野菜作りをするためにも、

もしものことを考えて破傷風のワクチン接種をしておきましょう。

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