畑の畝(うね)の草むしり(草取り)で腰が痛くならないコツ・方法

おもいでファームの近藤です。

除草剤やビニールマルチを使わないで野菜を作る場合、

作物が雑草に負けてしまわぬよう

畝(うね)の草むしり(草取り)が必要になってきます。

畑が広くなればなるほど、

草むしり(草取り)の時間は増えます。

除草用の道具などもありますが、

畝の上の細かい除草作業の場合、

どうしても手に頼らざるを得ません。

私はニンジンをいつも栽培します。

ニンジンは初期成育が遅いため、

どうしても草むしり(草取り)が欠かせません。

8時間以上延々と一日中草むしり(草取り)をすることもよくあります。

草むしり(草取り)で悩まされるのが腰痛です。

自分自身の経験から、草むしり(草取り)をする際に、

腰が痛くならない方法をお伝えします。

腰の痛くならない草むしり(草取り)のコツ

【大原則】しゃがんで作業しない

草むしり(草取り)をする時しゃがんで作業する人が多いですが、

腰が痛くなる主な原因がこれです。

しゃがんで草むしり(草取り)は絶対NGです。

ちょちょっと一瞬草を取るくらいならいいですが、

腰を据えて作業する場合はやめてください。

10分も作業すれば腰が痛くなります。

じゃあどうするか。

地べたに座って草むしり(草取り)する

草むしり(草取り)は座ってしましょう。

しゃがむのをやめて座って作業するだけで効果てきめんです。

えーっ、でも…(汗

雨上がりで地面が濡れている…とか

ズボンが土で汚れるのが嫌だ…とか

まあ、あるでしょう。

そういう方は、おしりに何か敷いて作業してください。

段ボール・肥料の袋・レジャーシート・新聞紙、などなど

畑や車の中にあるようなもの、なんでも活用可能です。

さて、ここで大事なのが座り方です。

座り方にも色々あります。

足をのばして座ったり、おねえさん座りをしたり、

膝をついて四つん這いになったり。

この時に大事なのが、

腰を90度以下にまげないこと

です。

体育座りやあぐらで前傾になって作業をしていたら

しゃがんでの作業と全く腰の負担は変わりません。

ほどなく腰が痛くなるでしょう。

腰を90度以下にまげない状態で草がむしれるような座り方をする。

これが非常に大切です。

そのため、基本的に前傾では草むしり(草取り)しません。

前傾でやる場合、膝を地面に着いて四つん這いの状態でします。

それ以外の座り方の場合、

作業は主に身体の正面ではなく側面で行います。

身体の正面ではなく側面で草むしり(草取り)する

どんな座り方であっても前傾で作業しようと思うと、

腰の角度が90度以下になります。

その姿勢で作業を続けると腰が痛くなってきます。

正面を向いて作業しようと思うと前傾にならざるを得ません。

なぜなら、畑での畝の除草の場合、

畝の上には乗れないという制約があるからです。

身体の真下の草をむしるのであれば、

前傾の必要はないので問題にはなりません。

しかし、畝の草むしり(草取り)の場合には、

身体の先にある草をむしらなければなりません。

そこで採用したいのが

身体の側面で草むしり(草取り)をする方法です。

例えば、

足をのばして作業する場合、

畝と畝の間に座り、畝と平行に足をのばします。

そして腰を90度に保ったまま、

片手で草を抜いていくのです。

つまり、腰を痛くしないためには

両手で草をむしってはいけないのです。

身体の横で片手で草をむしるのです。

片手を地面につけて腰の角度を90度以上にした状態で

腰をひねって反対側の手で草を抜くことも可能です。

さらに後傾して肘を地面につけて

半分横になっているような状態で草を抜くこともできます。

横向きに寝ころんだような状態です。

身体を支える肘から腕にかけて負荷がかかりますが、

これが案外と楽です。

顔も地面に近くなるので草がよく見え、

細かい作業がしやすくなります。

ただ1つ問題があって、

通行人に畑で倒れていると思われる可能性があるということ。

寝ながら草むしり(草取り)をしているといつもそれが心配になります。

自分の作業しやすい座り方で実践してください。

おねえさん座りは個人的にやりやすくおススメです。

こまめに姿勢をかえながら、草むしり(草取り)する

長い時間同じ姿勢で作業をすると、身体に負荷がかかります。

コンスタントに姿勢を変えながら作業しましょう。

ちょっとこの姿勢疲れてきたな…

と思ったらすぐ姿勢をかえてください。

手や肘を地面につけて作業している場合、

身体を支えているので腕に負荷がかかっています。

腕が痛くならないよう、姿勢を変えながら作業します。

どんな姿勢でもどこかしらに負担がかかります。

とにかくこまめに姿勢をかえることです。

作業は身体の側面ですべきと言いましたが、

身体の右側(右手)と左側(左手)も

バランスよく使うことが大切です。

ずっと利き手だけでやってしまいがちですが、

手・腕・腰・首など身体の片側の部位に負荷が集中するので、

定期的に姿勢と共に使う手を変えてバランスを取ってください。

定期的に腰回りををほぐす

地面がドロドロでさすがに座れないという時もあるでしょう。

しゃがんで作業することもあります。

そんな時は、5分に1度くらいは必ず立ち上がって

腰回りをほぐします。

作業中に、「なんか痛い…違和感がある…」

というところまで行ってしまう前にやるのがポイントです。

痛みを感じるところまで作業すると、

立ち上がる時に腰回りが固まっているのが分かります。

立ち上がるだけでとてもつらくなります。

そうなった時は、ボクは腕立て伏せをします。

10回くらいすると腰が軽くなる実感があります。

プランクの姿勢をしばらく取るだけでもおそらく効果はあると思います。

そうなる前に定期的に立ち上がっては、

固まった腰回りをほぐすようにしてください。

基本的にしゃがんでの作業はおすすめしません。

やるにしても長時間するのはやめておきましょう。

まとめ

草むしり(草取り)は集中してやっていると

1~2時間があっという間に過ぎてしまいます。

それだけ没頭できる作業なので、

頭を空っぽにして何も考えない時間を作ることができます。

草むしり(草取り)は癒しと言われる所以はここにあると思います。

ニンジンは草むしり(草取り)が大変なのに

ついついたくさん作り続けてしまうのは、

案外ニンジンの除草が好きだからだと思います。

ニンジンの除草は春と秋の気候の穏やかな時期と重なります。

ぽかぽか陽気の快適な気候で作業できる気持ちよさも

ニンジンの除草が好きな理由の1つです。

いつも1人で除草作業をしていますが、

話をするのにも草むしり(草取り)は絶好の環境です。

畑での草取り(草むしり)は絶好のコミュニケーション手段!

おもいでファームではニンジンの除草のお手伝いを随時募集しています。

一緒に会話をしながらでも1人で黙々と作業するのでも大丈夫です。

就農に興味のある方なら、草むしり(草取り)をしながら

僕の新規就農からこれまでの経験のお話もさせていただきます。

ご希望があればご連絡くださいね。

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